【経験者が語る】キャバクラバイトの求人へ初めて応募する人が知っておくべき働いてからの実情

バイト

 

キャバクラでのバイトは「求人広告」「スカウト」「派遣」により、お店を紹介される。すでに働いている人にお店を紹介されるケースもある。しかし、初めての人だけでなく、経験者の多くも働く新しいお店は「求人広告」「スカウト」「派遣」で決めている。

いずれも体験入店が可能なので、お店の雰囲気を見てから長期で働くかも決めれる。

 

キャバ嬢になってからのキャリアとしてタレントなどの芸能界ヘ進んだり、YouTuberやモデルなどのフリーランスで稼ぐようになるほか、お金に余裕のある人と繋がって上手くキャバクラから卒業していく人もいる。しかし、キャバクラでは若さと容姿が最も重要視される。広い意味で仕事へ繋げられなかったり、出会いもなかったりして、30前後までだらだら働いてしまうと、客が付かなくなってからが大変である。

キャバクラでの目標、キャバクラを辞めてからのキャリアはきちんと設定しておき、卒業時期を決めた上で始めるべきだ。

 

この記事ではキャバクラバイトに興味のある人に向け

▶ キャバクラでバイトを始めるまでのルート

を体験入店で見ておくべきポイントとともに紹介し

▶ キャバクラで働いてからのキャリア

についてもキャバクラバイト経験者が客観的にわかりやすく暴露していきたいと思う。

※この記事はキャバクラバイト経験者が作成した文章を元に文章や構成を書き直したものです。

 

キャバクラでバイトを始めるまでのルート【体験入店】

キャバクラでバイトを始めるまでのルート【体験入店】
新宿でのスカウト

 

キャバクラでバイトを始めるまでのルートとしては

・求人広告を見て面接、体験入店
・スカウトで体験入店
・派遣会社からの派遣

以上の3通りが主となる。他には、すでに働いている人からの紹介もある。

 

求人広告を見て問い合わせた場合も、スカウトにお店を紹介された場合もまずは体験入店から始まる。ただし、体験入店無しに、長期で働くことを強要してくる人もいるので注意しよう。売掛金や借金があるなどやむを得ない理由があるならともかく、体験入店をさせてくれないなら何か裏がある。スカウトを変えたり、別のお店に応募した方が良いだろう。

 

体験入店について

体験入店では給料システムだけでなく店の雰囲気、決まり(店のルール)や客層を見た方が良い。お店によっては、通常入店を断られるような客やヤクザ、半グレなどが多く入り浸っている。そもそも、ヤクザや半グレのサイドビジネスとして営業している店もある。すでに働いている人にはこうした部分も知られているので、体験入店のうちから働いている人としっかりとコミュニケーションを取った方が良い。

当日欠勤するとペナルティとして1万円の罰金など、あり得ないルールを定めている店は今でも多く存在している。ペナルティは欠勤、遅刻だけでなく様々で、同店内のボーイと付き合ったら罰金50万円なども良くあるルールだ。

辞める時に全額払うという約束で、日当の一部を店長が「貯金」と言って預っているお店もある。しかし、このお金は私的に使われ、実際に辞めた後もきちんと支払われないのが普通だ。店側が積み立てるという名目で給与の一部を引かれる店は注意した方が良い。

また、キャバクラでも同様に、担当が売掛の責任を負わなければならない。売掛を回収できなかった子はどうなるのかも、働いている人から聞いたり、察するような質問をしておいた方が良いだろう。性的なサービスを提供する風俗での労働を強要させられるケースもあるからだ。

ネットなど客観的な場所での評判も参考になる。「お店の名前+評判」などでGoogle検索をかけ、気になる情報には目を通してから最終的に働くことを決めるべきだ。

 

余談になるが、キャバクラには「抜きキャバ」「セクキャバ」と呼ばれるようなお店もある。これらは風営法の許可を得ていないモグリの店で、ピンクサロンに近いサービスを提供しなくてはならない。一時期流行った「ランジェリーパブ」と似たサービス提供が多い(ランパブは風俗店にカテゴライズされる)。

「抜きキャバ」「セクキャバ」の給料は普通のキャバクラと変わらない。しかし、大抵数か月営業してすぐに閉店する。そもそも違法なことをしているお店も多い。スカウトはキャバクラで人気が出なさそうな子にこうした店を紹介してくるため、希望に合わないなら断り、スカウトも変えるべきだ。

スカウトは女の子の紹介により、女の子が出す売上の5~10%を継続して貰うか、一括でまとまったお金を貰う。女の子が入店し、長く働くことが前提になるため、スカウトはその人が続けやすそうな店を紹介してくれる。ただし、騙せそうな女性だったり、キャバクラに向かなそうな女性には風俗に近いような店を紹介して高い収入を得ようとしている。スカウトは優しそうに見えても自分の利益を優先するので、この点は頭へ入れておいた方が良いだろう。

 

体験入店の日当

体験入店の場合、日当として7000円~1万円がもらえる。いわゆる「上玉」だったり、地域によっても日当は変わる。

地域として東京なら六本木など港区は高めになっている。新宿は価格差が激しいため一概には言えない。

 

キャバクラバイトで働いてからのキャリア

キャバクラバイトで働いてからのキャリア
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キャバクラでは働く女の子のことを「ホステス」とは呼ばれず「キャスト」と呼んでいる。

銀座のクラブと同様に「ピン(一本とも言う)」「ヘルプ(ピンの補佐で、アシスタントのような役割)」の形態の店もあれば、みんな平等でバイト感覚で働いている店もある。

 

最初は先輩(元からいるキャスト)に付いて会話や接客のマナーを学ぶ。ただ、クラブよりも厳しくなく、基本的なことが多いため、人によってはマナーとして、すでに身についているだろう。人から教わることは多くなく、ほとんど我流の接客をしても問題の無い店は多い。

 

キャバクラバイトで求められる人材

キャバクラバイトで求められる人材

 

キャバクラで働いているキャストは若い女の子が多い。ただ、魅力もなく、会話が楽しい訳でも色恋営業ができる訳でもないキャストはすぐに辞めさせられる。たまに30代まで頑張るキャストはいる。地方へ行けばそれが普通の店もあるだろう。しかし、東京などの人気店ではそういったコンセプトの店でない限りレアなケースと言える。キャバクラは基本的に若さや見た目が重要とされており、30代前半になったら経営する側のママやマネージャーとして関与するか、辞めるかの選択肢しか無くなる。

 

キャバクラと銀座などの高級クラブで求められる人材は異なる。キャバクラから銀座などの高級店に移ることは相当売れてても難しい。銀座のクラブで客が求めている女性は「お嬢さま」であり、家柄が良かったり、有名女子大学を出ていたり、「手垢」が付いてないような人が好まれる。会話力や教養も重要だ。

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しかし、キャバクラでは若さと容姿が最も重要視される。

銀座のクラブで35歳まで求人広告を出しているのは若くなくとも、他から客を引っ張ってこれる女性を探しているからだ。優秀なホステスであれば、距離は離れていても、客やホステスが紹介によって集まって来る。引っ張ってくる客やキャストが高級クラブに合わない人なら、キャバクラから高級クラブへの移籍は難しい。

 

キャバクラからの卒業について

キャバクラ・バイトからの卒業について

 

キャバクラへ来る客の多くは会話で癒やされることに期待しておらず、若くて美人のキャストを口説くのが目当てになっている。したがって、キャバクラに長く勤め、若さと美貌で客がつかめなくなってからだと他の水商売の店へ変わりたくても、スキルが身に付いていないことが多い。転職が容易であり、収入が減らないという点で、キャバクラを辞めた後に性的サービスを行う風俗店へ進む人もいる。

 

もちろん、キャバクラから「上手く」卒業できる女の子はいる。キャバ嬢は芸能界へのスカウトが他の水商売より多い。愛嬌があり、大衆向けに好かれる技術を身に着けていれば、テレビやネットのタレントとしても活躍できるだろう。特に六本木や新宿は他の水商売より若くて美しい女の子が集まる場所である。有名店なら業界人や芸能スカウトもチェックしている。

また、YouTuberやモデルなどのフリーランスで稼ぐようになる人もいる。お金に余裕のある人が訪れる場所なので、お金持ちとのコネクションを作りやすい利点もある。ベンチャーの社長など、新興のお金持ちとは一緒に仕事をするだけでなく、見初められて結婚するケースも少なくない。キャバクラなら、お水の世界にどっぷり浸かっている訳ではなく、「バイトで軽く」と相手側にも言い訳ができる。今の時代、結婚の際にも、キャバクラでのバイト経験が障壁になるケースは少ないだろう。20代のうちに広い意味で「良い人」と繋がり、キャバクラから卒業していくのは理想的なコースとされている。

 

広い意味で仕事へ繋げられなかったり、出会いもなかったりして、30前後までだらだら働いてしまうと、客が付かなくなってからが大変である。スタッフから辞めるように促されることも多くなる。しかし、普通のOLに戻るのは難しい。お金を稼ぐために、今の収入を維持するために、より下層の店や風俗店に行くケースも少なくない。若いうちに一生分のお金を稼ぐことなどほとんどの女の子はできない。

本気で邁進する勇気がなかったり、OLや学生などの本業があるなどは、キャバクラよりも軽いスナックやガールズバーなどの方が良いだろう。

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人間は誰しも歳を取るので、いつかはキャバクラからも卒業しなければならない。

キャバクラは働く期間や目標を決めてから始めるべきだ。目標に達して自発的に辞める方が、スムーズに次のステップへと進める。また、水商売を始めてからも、何のしがらみもない昔の知り合いは維持すべきだ。夜の世界に入ると、どうしても独特のコミュニティに所属してしまう。昔の自分とは違った道へ進んでいる時、軌道を修正してくれるのは以前からの知り合いである。

キャバクラでの目標、キャバクラを辞めてからのキャリアはきちんと設定しておき、卒業時期を決めた上で始めるようにしよう。

キャバクラの仕事内容から給与システムについては下記記事も参考に。

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キャバクラの給与システムは複雑なので、お店にごまかされないよう事前に目を通して理解しておくべきだ。

 

コロナが流行してからはお店での接客が少なくなる一方で、「オンラインのキャバクラ」が増えている。オンラインを望むお客さんも増えているため、以前よりも在宅で稼ぎやすくなっている。顔出しする、しないも選べるため、キャバクラで働く前の練習にも良いだろう。

>>> 【在宅・顔出し無しでもOK】報酬の高いオンラインキャバクラ

コロナ禍で店舗よりもオンラインの求人は増えており、誰でも働きやすくなっている。自宅だけでなく、自宅以外での個室も利用できる。

キャバクラで指名を受けるのが難しかったり、仕事の雰囲気に慣れるのが難しいなら、さっさと水商売の世界で働くことから見切りをつけるべきだ。

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