新しい仕事へ就いて、すぐに辞めるのは辞めグセがついてしまうためおすすめできない。ただ、仕事へ行きたくないという感情を持ちながら「長期」で仕事をするのは精神衛生上良くないだろう。したがって、仕事へ行きたくないと思った時から、仕事を辞める準備を考えても良いだろう。転職活動だけでなく、副業でも良いかと思う。
仕事へ行きたくない人の多くは職場環境や仕事内容が原因になっている。バイトなら電話一本、メッセージ一本で辞められる。正社員でも退職代行サービスを使えば煩わしい手続き無しに会社を辞めれる。もちろん、仕事を辞めるにも、新しい仕事先が決まってからがベストである。転職だけでも仕事へ行きたくないという感情が改善するかもしれない。
就労可能な仕事すべてで苦痛を感じてしまう人もいるだろう。こうした人は転職しただけでは状況も改善しない。自分で事業を作るなど、仕事量や仕事内容をある程度コントロールできる環境を作るべきだ。また、働く量を減らし、なるべく働かない生活を目指すのも良いだろう。
この記事では「仕事に行きたくない」という人に向け
▶ 仕事へ行きたくないという問題を転職で解決する
▶ 転職しても仕事へ行きたくない状態が続く場合の対処法
から
▶ 仕事をなるべくしないで生きていく方法
まで具体的な解決方法を詳しく述べていきたいと思う。
仕事へ行きたくないという問題を転職で解決する
「仕事へ行きたくない」という感情を無くすには、まず仕事へ行きたくない原因を特定しなければならない。問題を把握しないと的確な解決策も取れないからだ。
多くの人にとって仕事へ行きたくない原因は職場環境や仕事内容に起因するだろう。これらは職場環境や仕事を変える、つまり、転職だけで改善するはずだ。
転職をする
苦手な上司がいたり、職場の人間関係に悩んでいる、仕事内容が原因で仕事へ行きたくないなら、転職するための行動をすぐにでも起こすべきだ。すぐに職を変えるのが難しいにしても転職エージェントへの登録だけはしておこう。求人は良い条件のものがすぐに見つかるとは限らないからだ。
会社に属しながら転職活動することについてはなんら問題ない。職場を変えるための具体的な動きはできる限り早く始めた方が良い。
ただし、キャリアを生かすのが難しかったり、良い条件での転職先が長期で見つからないケースもある。現在のキャリアやスキルを「生かしたくない」場合も転職は慎重にならざるを得ない。それでも、一度も転職をしたことがない人なら試してみる価値は十分にある。
とりあえず、転職におけるタイミングや転職市場におけるあなたの市場価値を調べたい人は下記サービスを利用してみれば良いだろう。
>>> 転職市場におけるあなたの「価値」が調べられるサービス
会社を「楽に」辞める方法
ブラック企業などでは辞めるまでの手続きを複雑にし、簡単に辞めれない環境を作っていたりする。しかし、会社は簡単に辞めれる。様々な理由をつけて、すぐに仕事を辞めさせてくれないのは違法である。また、心理的なプレッシャーを感じたり、上司や会社に辞めることを伝えづらい人もいるはずだ。こうした人は退職代行サービスを利用すれば良い。
退職代行サービスを使えば、自分が会社へ出社することなく、会社へ電話もする必要も上司と相談する必要もない。弁護士が税込5.5万円で退職手続きを全て代行してくれる。詳しくは下記記事を参考に。

退職代行サービスは有給消化を要求するだけでなく、社宅に住んでいた場合の退去日まで教えてくれる。残業代などの未払金が生じそうなケースでも、退職代行を使った方がプラスになる可能性もあるのだ。
「辞めたい」のではなく「辞める」のです。「辞める」と意思表示した労働者を引き止める権利は会社にはありません。あなたの「辞めたい」を「辞める」に変える、EXIT。
— EXIT(退職代行)official (@taishoku_daikou) July 21, 2018
自分で電話をかけることなく、正社員でも簡単に会社を辞めれる上、会社からの未払い金を回収しプラスにもできる。会社を辞めづらい場合は退職代行サービスの利用を優先した方が良いだろう。
会社を辞める際に頭に入れておくべきこと
「仕事へ行きたくない」という問題が完全に解決するのは「仕事を辞めた時」ではない。なぜなら、十分な資産の無い人は結局お金を稼がなければないからだ。
したがって、
1.転職先が決まり、仕事へ行くのが苦ではなくなった時
2.収入を得て、金銭的な見通しが経った時
以上の時に問題は解決する。
転職先が決まる前に無職になってしまうと「キャリアの中断」が生まれてしまう。この空白期間が長く、きちんとした説明ができない場合、今まで以上のポジションに就くのが難しくなる。給与も下がってしまうだろう。したがって、在職中から転職活動を始めておくべきだ。
もちろん、転職に有利な実績だったり、スキルのある人はこの限りではない。こういう時に実績やスキルを含めたキャリアを持っていると安心である。
また、副業が金銭面での安心を作ったり、仕事のキャリアにつなげてくれるケースもあるだろう。会社員のうちから副業による収入を作っておくのもおすすめである。

転職しても仕事へ行きたくない状態が続く場合の対処法
転職しても、仕事へ行きたくないという気持ちが出てきてしまう人はいるだろう。こうした人は仕事へ行きたくない原因が自分の内面にある。この場合、働く会社を変えるだけの転職では問題の解決はしない。
精神的な病気が疑われるようであれば、病院などへ行き、治療の検討もしてみるべきだ。冬に寒くて朝起きるのが辛いなどの理由でも人によってはかなり深刻な問題だろう。こうした人は年中常夏の海外や沖縄などでの就職を検討してみても良いだろう。気候も気分には大きな影響を及ぼす。暖かい場所で働けば、少なくとも寒くて起きれないといったことは無くなるはずだ。

また、人間は本能的に嫌なことを避け、楽な方に生きたいと思っている。仕事のように時間から行動まで様々な部分を強制されるのは多くの人に取ってストレスになる。多かれ少なかれ、このストレスから逃げたいと感じるのは人間として当然である。実際、ほとんどの人間は働かずに、嫌なことをせずに、生きていきたいと思っているだろう。
コントロールできる部分の多い仕事をする
少しでも楽な仕事に就こうと思ったら、コントロール部分の多い仕事をすれば良い。たとえば、仕事をする時間や場所、仕事相手(取引先)、仕事仲間など、こうした部分をコントロールできるなら、ストレスはある程度減らせる。雇われの身よりも会社を経営したり、自営業者や自宅で働くフリーランスの方がこうした部分でのストレスは少なくなるのだ。

もちろん、雇われるという形から離れると新たな責任(ストレス)は生じる。したがって、万人におすすめできるわけではない。
収入が見込めるような事業を持っていない、浮かばない、個人で稼ぐスキルが無い人は会社を辞めてお金が無くなったら、日雇いで稼ぐことから始めても良いかと思う。たしかに、日雇いは大変な現場が多く、仕事場の雰囲気からして向き不向きはある。始めたら始めたでデスクワークに戻りたいと感じる人も出てくるはずだ。
しかし、日雇いは時間のコントロールが長期バイトや会社員よりも容易である。仕事をしたい時にして、休みたい時に休める。バイトのようにシフトに気を使う必要もない。連続10日で働き、連続10日休むこともできる。都市部であれば仕事も多く、いつでも稼げる環境にある。こうしたライフスタイルも合う人には合うだろう。

仕事をなるべくしないで生きていく方法
十分な額の貯金があれば仕事をせずに生きていける。しかし、多くの人は十分な貯金を持っていない。
たしかに、貯金を持たない人でも稼がないで生活できる。たとえば、「自給自足」や「借金をする・他者に依存する」生活をすればお金はかからない。また、好きなことで稼ぐなど、仕事と感じないような方法でのお金稼ぎが可能なら、仕事をしないで稼いでいるとも言えるだろう。
仕事へ行きたくないという感情が「働きたくない」という部分から生じているなら、当然転職では解決しない。仕事をせず、働かないで生きる方法の中から自分に合ったものを選択しなければならない。働かない生活を本気で実現したい人がなすべきことについては下記記事を参考に。

また、これから仕事を辞めようと思っている人は無職の間にもらえる公的な援助について詳しく知っておいた方が良いだろう。

失業保険などによる公的援助を受けている間は貯金がなくてもしばらくは働かない生活ができるはずだ。